普通の旅日記 福井編

福井に入り、滋賀県との境で1泊。

滋賀の琵琶湖へ行こうと思ったが、
よく降る雨と予想外にきつい上り坂が目の前に立ちはだかり、やめた。


本当は琵琶湖をずっと見たいと思っていたのだが、
また今度になってしまった。



日本海側は予想通り雨が少ない。
よかった。



残金は2,555円。
恐らく新潟まで間に合うだろう。



ローソンのポイントカードを作る手続きをしてみた。

コンビニをよく使うからだ。


普段は値段が高いので使わないのだが、
こういうことをしている時はとても便利なことに気付いた。


ローソンにしたのは、ここが前から好きだったから。

看板の色もいいし、
特にここのおにぎりが美味しい。


セブンの味付けのりのおにぎりも美味しいけど。


味付けのりはずるいよな。
美味しいに決まってるもん。


これで新潟のベースキャンプに着く頃に
ちょうどポイントカードが届くはずだ。



だんだん髪が伸びてきた。

直毛なのでキノコみたいになりつつある。

早く切りたい。


でもせっかくだから伸ばしてみようか。
似合わないだろうけど。




と、最近は近況報告ばかりだけど、どうでしょう。



なんか普通の旅日記みたいで、
書いててちょっとつまんない。


そういうのって世の中に流通されまくってるし。



普通の日記があった方が
ホントに旅してるって証明になっていいか。

戦う天気予報

ずっと雨をかい潜ってきたが、
ここに来てついに梅雨に捕まってしまった。



雨でなかなか先へ進めず、金も無くなりつつある。


それで節約しているので、腹が減って力が出ないし、
晴れてる時に出来るだけ先へ進もうと急いだせいで
体が筋肉痛で痛い。



けっこうピンチだ。



新潟まで行ければなんとかなると思うんだけど。


もうすぐ京都に入れるはずだが、
地図を見るかぎり結構距離があるようだ。



なんか栄養のある物を限界まで食って、
ゆっくり休みたいなぁ。


まあいいや。
とにかく雨がやんでくれれば。


天気予報では土曜まで雨。


でも、予報は変わりやすいから、きっと。

島根の一日

目を覚ますと、そこは砂浜だった。



何か夢を見た。

なんだったかな。

んと、
そうそう、大好きなヒーローが出てきて一緒に行動する夢だった。


怖い夢だったのだが、彼のお陰で楽しかった。

目覚めが最高にいい。


朝は弱いので、これはとても珍しいことだ。


ちなみに、ヒーローと言っても、
戦隊ものとか、ウルトラ系とか、そういうんじゃない。




途中のスーパーで話の長いじいさんに付き合わされながらも、
出雲大社に寄ってみた。


あ、そのじいさんが言うには、
墓の供え物は勝手に食べてもいいそうだ。

警察が言ってたらしい。



出雲大社には全ての神が集まってくるそうだ。


出雲大社は広く、
これだったら神が皆入り切れるかもしれない。


でも、人間の作った場所に集まるなんて変な話だ。



中ではおみくじが売っていて、
100円だったら引いてみようと思ったら本当に100円だったので引いてみた。



おみくじには
「まあ、焦らずに行けよ」
という感じのことが書かれていた。


帰りには箸やら何やら色々売ってる人達に声をかけられた。

これも変な話だ。



島根県の松江市という所で湖の横を通ってたら、
コンクリートに魚が落ちててびっくりした。


空に鷹か鷲か鳶が飛んでたので、多分そいつらがやったんだろう。

↑
たか、わし、とび、と読む。念のため。


それとも釣り人が捨てたのだろうか。



空から降って来たのかもしれない。


落ちて来たとこに居合わせないでよかった。


ぶつかってたら相当痛いんじゃないかな。

ふなむし、ふなむし、サスペンス、ふなむし

ホルンフェルス断層という所を気まぐれで訪れてみました。





ここは中国地方の１番左、山口県の

右上端っこにある萩（はぎ）市の海側にあります。







きつい山道を登り、海岸の崖を進んで行ったんですけど、

なんと言ってもまずすごいのがこれ。






ふなむし。







これが噂のふなむし、

だよね。



もう、うじゃうじゃとはこのことだな、

っていうくらい、うじゃうじゃの正しい見本ってくらいいた。





そんなふなむしの姿は

なんかダンゴムシかワラジムシをかなりでかくして、

尻尾を長くして、

足を速くした感じだった。





結構気持ち悪いが、

もっと気持ち悪いのを想像していたので、平気だった。







ここら辺に落ちている石はどれも角ばっていて、

四角い形が多かった。





途中の道の岩壁の部分は

石になりかけている土という感じで、

手に持って力を入れると折れる。



変な感じだった。







で、断層が見えるとこに到着したんですけど、

ここ、気をつけて欲しいんですけど、



すんごい崖。





なんらかの殺人事件の大詰め迎えられそうなくらいの。



かなり危険。





で見れたものがこんな感じ。









まわり道だったけど、まあまあ楽しかったです。











もしここに自転車で向かうという人がいたら覚悟してください。





結構な坂が続くから。

九州脱出とその後の簡単な経緯

九州を出ることができました。







これまで、



携帯の電池は切れ、



雨には降られる時もあり、



レインパンツを穿いたら雨がやんだり、



コンクリートジャングルをさ迷い、



なんとか福岡を出て山口へ入れた。







大変だった。





相変わらず蚊は俺の血が大好きらしく、

もう刺されまくり。



大放出。





刺されたところを放っておいたら水ぶくれになって邪魔だし、

蚊ってなんなんだろう。







途中自転車後輪周りを荷物で固めた人を何度か見かけた。



そういう時はなんだか少し嬉しくなる。





でも話し掛ける勇気はない。



何を話していいかわからないし、

気まずくなるだけだろう。



話す話題がないので、その必要性がないのだ。





こっそり荷物をチラ見したら

2Lペットに入った水が見えた。



やっぱり飲み物は

そうやって節約しなきゃだめだよなぁ

と、思った。



飲み物はいつも買ってしまってるから。



でもさ、2Lをザックに入れると

一気に重くなるんだよね。



すると肩が痛くなって、腰にも負担がかかるし、

スピードも出なくなる。



それに腹が若干弱めだから、

水道水が飲めるところと飲めないところがあるんじゃないかって

想像してるんだけど。



始めの食中毒でその大変さも身に染みてるし。



ちなみに、どれくらい腹が弱いかというと、

濃いめのコーヒーを飲んだ15分後に下痢になります。



でも今度やってみよ。





そうそう、

残りの金の残高はもうわずかなのだけど、

とてもいい方法を思い付いた。





あのね、

カードがあった。





いやー便利、世の中って。





でもあまり使いたくないんだよ、ホントは。





これからのこともあるし、ね。







節約しなきゃなあ。





ということで、

自然が豊かで海沿いでもアップダウンが激しい山口を

明後日くらいには抜けれたらいいと思っています。

立ち話もなんなんで

今日は子どもによく話し掛けられる日で、

2組と少し会話をした。







1組は6人の小学生中学年か高学年くらい。





Ｔシャツがそれぞれ単一色でばらばらで、

ゴレンジャーみたいだった。



ゴレンジャー見たことないけど。



ジャンパーソンなら好きだった。





なんでだろ。







彼らは多少あっさりした感じの人たちだったようで、

すぐに去っていった。





相手が敬語だったので、

こちらも敬語で返した。





一人が俺と会った事に関して 感動した と言ってたが、

そんなものではない。









もう1組は男女3人の小学生低学年。





その中の男の子は年の割に押しが強く、

がんがん質問してきた。







なんでそんなことしてるの？







と聞かれた時はちょっと戸惑った。





「楽しいから？」

と咄嗟に語尾上がり目で答えたが、

それはきちんとした答えではない。





もちろん楽しいのもあるんだけど、



でも 約束だから と答えても

その練習中だ と答えても、

それを絶対につっこまれるので長くなる。



だからやめた。



少し急いでいたのだ。

雨が降りそうだったから。







最後にこちらから（このパターンは珍しい）





じゃ、気をつけて





と、早く行かなきゃいけなかったので言ったが、

そう言ってる途中で、

なんでこんなこと言ってしまったんだろう と後悔した。





それまでは同じ目線で話していたのだ。



気も使わず、お互い同じ年の子と話している感じだったのに、

なんでこんな大人が言うような事を言ってしまったのか。





案の定、相手は飲み込んだような小さな声で



はい



と言った。







あの人の「家はどこにあるんですか？」

という質問がとてもいいと思った。



すごくいい響きの言葉の選択だ。





彼らとは途中から普通の言葉で話したのだった。









子どもは苦手だけど、話してみると以外と気が合うことがわかった。





話すのが苦手な分同じレベルで返してくれる人の方が合っているのだろうか。



それとも似たような何かを持っているということだろうか。



子ども大人は関係ないのか。

橋の架かった島の国

やっと『しまなみ海道』に来ました。





『しまなみ海道』は愛媛と広島の間にある6つの島を橋で繋いだ道で、自転車、車、徒歩となんでも通れます。







それで、初日は最初の島の公園にあった海賊船で泊まり、

二日目は一つ目の島のバラ公園、三つ目の島の神社、それと各道の駅に観光がてらに寄りつつ五つ目の島の浜辺でキャンプしました。









五つ目の島は因島[インノシマ]というところで、囲碁の里と看板に書いてあったから、

多分『ヒカルの碁』って漫画で使われたとこじゃないかな。（偏った情報）

蚊取り線香の原料もありました。









で、二つ目の伯方[ハカタ]島の道の駅で調理用にと塩を買ってみたんですけど、



一番小さいのでパックに入ってる250gのを買ってみたんですけど、



これ、200円って妥当なんですかね。





いや、はかたの塩って有名じゃないですか。





だから買ってみたかったんです。







でもね、普通のスーパーで145円で売ってたんですけど。





まさかのぼったくり。



あこぎな商売だな。





しかもよく考えたら250gも使わないしー。



使えないしー。







まあ、表紙が普通のと若干違ったのでよしとしよう。





でももう道の駅では買い物しないでおこ。



あと自販機でも。









あ、あと、

知らなかったんだけど、橋を渡る時に金掛かるんですね。





しかも渡るたびに。



橋を渡るだけで。





一回50～200円して、7回渡ることになるので結構な量だ。







それでさ、ちょっとここ注目。







徒歩はただなんだって。







えー それってずるくない？





じゃあ自転車乗らないからただにしてよって



押してくからって



言いたかったんですけど、



係員がどこにもいないんです。







もうどれほど払わずに渡たってしまおうと思ったことか。



キセル







全部払いましたけど、もったいない感は拭い切れませんでした。





あこぎ、だな







最後の橋は10円だったんだけどね。









あと三つ目の島、物価高い。









それにつけても、楽しんで渡ることができたのでよかった。





うん 楽しかった。







p.s.試食ってホントにすばらしーもんだな。