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道の駅「くじ」で一休みする。
ここでは昭和の物を集めたレトロ館があって
楽しげな場所だった。
このすぐそばに レッドチリという店があり、
そこのタコス(ハーブチキン)を食べた。
250円だった。安い。
その店をやっている女性と少しだけ話をした。
北海道で料理師の資格をとって
たまたま空いていたので、なんとなく岩手に来たらしい。
かわいい人だったので、近くに来たら行ってみてはどうだろう。
タコスは薄味だったがおいしかった。
先へ進むと、道の途中でいくつもの植木が並ぶ畑に出くわした。
動物の顔から帽子、図形まで種類が幅広い。
写真では一部しか写ってないが、
奥まで広がっていて圧倒的だった。
夕方近く、だんだん山道になり、上りが急になってきた。
荷物の重さやそれまでの疲労でなかなか前へ進めない。
なんとか苦労して峠の頂上まで着いたときには
だいぶ暗くなってきていた。
道路にオレンジ色が映っている。
振り返ってみると、
朱色の空があった。
くっきりした雲が、山に隠れた日に照らされながら
遠くまで光を運んでいる。
暗くなっていくのも忘れて眺めていた。
その反対側、青紫と赤紫と暗いブルーのコントラストもよかった。
こんなTシャツが欲しいと思った。
そんなことをしていたせいで、
道の駅「たのはた」に着いた時には真っ暗でやばかった。
というのは、泊まる予定だった公園が真っ暗だったから。
なんも見えないし、なにより怖い。
ほんとに何にも見えなった。
懐中電灯の小さな明かりが余計恐怖をあおらせてた。
結局道路の近くで寝ました。
長い一日だった。
いや、きれいだったっすよ。
ほんとに。
でかくて。
ただね、そこまでの道のりがきつかった。
一応山道だし、店とかもないだろうとか
食料が足りなくなるかもとか
山ん中で一泊するかもとか
くまさんが、とか
いろいろ想定していたんですよ。
もちろん上りもずっと続いててきついことも頭に入れてました。
で、実際登ってみて
最初は
野菜の直売所兼食堂とか自動販売機とかあって
こりゃ楽勝だな、とか思ってたんですが、
後半からやっぱ急になってきまして、
しかも大雨。
もうシャワーかって、
天然の入浴場ですか、って勢いだった。
道路はものの数分で水が流れ落ち、
ちょっとした洪水みたいになってた。
そんで、湖に着いたときにはもう寒くて
キャンプしようとしてたんですが即刻中止。
泊まるところを探しました。
素泊まりで4000ちょっとのとこがあったんで
そこを訪ねてみたのですが、
二人以上じゃないと泊まれないみたいで、
そこのオーナーの女性に近くのホテルを紹介してもらった。
でもね、朝出発して少し走ったら
他に民宿が何個もあんの。
やられた、って思ったね。
まあ、2食付いてる割りにそんなに高くなかったし、
すごくおいしかったからいいことにしとく。
で、山道はきついんで太平洋側に出ようということになって
東に向かいました。
途中、ロードクラッシャーだかなんだかいうものが走っててこの先危険、とか
20m以内立ち入り禁止って
看板に怖いことが危険そうな絵とともに書いていたんですが、
よくわからなかったのでさっさと先に進んだりしまして、
っていうか、ロードクラッシャー(ロードローラーだったかも)って何
っていう話なんですけど。
それからキリストの墓というところにも立ち寄りまして、
そこの人から、もうすぐ読売新聞の取材がくるという
情報もいただきまして、
本当かどうかは新聞をご覧あれ。
墓近くにあった説明によると
キリストは若い頃日本に神学を学びに来ていたそうで、
それから帰ったものの皆に自分の話を信じてもらえず
それどころか十字架にかけられてしまいそうになって、
それを弟が身代わりになってくれて
また日本に逃げてきた
ということが遺書に残っていたそうだ。
それが本当ならかわいそうな話だが、
これ、ちょっと嘘っぽくない?
だってキリストが生きていた時代っていつだっけ。
BC100~AD100と見積もっても
その頃の日本ってどんなだった?
中国とかならありえそうだけど、
ちょっとどうかなって思う。
でも元祖キリストもち(串もち)はおいしかった。安かったし。
という感じで山をやや南の方へ向かって下りまして、
さんのへ という道の駅でこっそりキャンプ。
次の日は雨だったけど
午後から晴れだしたので出発しました。
寄り道して三戸城を見学してきたんだけど、
ちょうど将軍を交代する儀式(よくわからん)をやっていた。
今の将軍に当たる人が隣町(南部町)からやってきたらしい。
よくわかりませんが。
そんなこんなで八戸に着きました。
八戸って意外と小さ・・・
いや、あの多少コンパクトといいますか、
お手ごろといいますか、
もっと都会をイメージしていたんで。
ここは自転車で旅をしている人が多いみたいです。
4,5人くらい見かけたかな。
立ち寄りやすい場所なのか、
それとも港があるからか。
旅人が多い街はいいところなんじゃないかな。
・・・よし、ごまかせた。
もっと周りの人にわかるように大々的に伝えたほうがいいのかなぁ。
いやね、色んな道を通ってると
「日本一周」って書かれた紙や板を付けている人をよく見かけるんですよ。
さっきも
「日本一周」の文字をバックに人力車を押してる男女がいたんですけど、
そういうのは公表していったほうが何かと便利なのかなーと思いまして。
宣伝効果で得したりとか、
スポンサーがついたりとか、
あるかも知れないじゃないですか。
だから。
でも、こういう形で旅をしてる人っていうのは
やっぱり有名になることを目的としているんじゃないのか。
こちらにとっちゃ、名声が欲しくてやっている訳じゃないから
別にいいのか。
じゃあ何を目的としているのかと聞かれたら困るが。
それに、何か(食べ物など)をめぐんでもらえたとしても
人に話しかけられるのは好きじゃないからあまり良くない。
物を貰えるのは羨ましいけど。
スポンサーというのも
(確率は相当低いが、もし来たとしても)
何かとの交換が条件になるわけで、
それもちょっとあれだし、
多くの人が関わってくると自分勝手に行動できなくなる危険性がある。
金貰えんのはものすごく羨ましいけどね。
これは人によるかもしれないが、
「日本一周」ってカッコわるくね。
響きとかさ、
文字の並びとか。
第一、おれは「一周」じゃない訳だし。
うろうろしてるだけ。
と、まあ弁明を考えたんですけど、
その人力車を見た人が次々と噂し出したり
新聞記者っぽい人に写真を撮られたりしているのを横目に見て、
正直かなり羨ましかったです。
時間が早く感じます。
その時その場では長いのですが、
思い返すと短い。
楽しいことは
時間の流れが早く感じるかわりに
記憶の中では細かく記録されるのかもしれません。
逆に、待つことは
その時は長いけれど
その割にはそれほど覚えてないものかもしれません。
なにが言いたいかというと、
気がついたら、山形過ぎてました。
前のこのブログで
山形ってどんなとこなんだろう
なんて夢を膨らませていたのが
まるで嘘のよう。
そして入りました、秋田。
もうすぐ東北の前半の終わり。
秋田への県境をこえてすぐの
象潟 キサカタ という道の駅をすぎたところにあった海水浴場でキャンプした。
そこに着いた時、目の前には沈みそうな夕日があって、
なんだかぼーっとしてしまった。
後ろではどこかの家族が
あの夕日が海につく時にジュッていうんだよ。
えー、嘘だよ。
そしたらそこの人焼けちゃうじゃん。
あ、ほらほら、もうすぐジュッていうから。
絶対嘘だ。
うわーすごーい。見て見て。
という声が聞こえてくる。
夕日が海につく瞬間、耳をすませてみた。
海が蒸発する音が聞こえたような気がした。
まあ、波の音だったんですけどね。
勘違い。
とんだ赤っ恥です。
さて、これから十和田湖へ行く道か
青森市へ行く道にしようか迷ってます。
どーしよっかな
こんばんは。
今回はまともな感じで始めてみました。
というか、
あいさつだけでまともになるのかは
考えさせられるところがありますが、
やっと空が晴れまして、
北へ向けて走りだすことができました。
家を出て、山の谷間を通って、あっさり山形へ。
次の日になるかと思ったけど、
意外とすぐだった。
前にも同じ道を通って笹川流れへ行ったことがあったから、
それで早かったのかも。
この道はかなり楽しいですよ。
7号線だったかな。
その道を走っている途中、
バイクに乗った人がこっちに向かって
がんばれよと怒鳴った。
うれしかったが、突然で軽くうなずくことしかできなかった。
残念。
山形に入ってすぐの道の駅、「あつみ」で一泊した。
ここは海に面していて景色がよかった。
それに、広いたたみの間がある休憩コーナーがあったり、
(夜は寝る人が多く集まる)
シャワー室があったり、
(200円かかる)
となりにコンビ二があったり、
(サンクス)
いいとこだった。
次の日、雨が降っていて、
バス停やスーパーで雨を避けつつ
少しずつ進んでいった。
昼ぐらいには雨の切れ目がなくなったので、
ホテルに泊まることにした。
天気予報では明日も雨だったので二泊にしたのに、
次の日は晴れた。
しかもそのホテルの朝食を食い損ねた。
ショック。
くやしかったので、
町を歩き回って気を晴らした。
そしたらクツ擦れした。
明日からずっと晴れらしいので、
たくさん走るつもり。
つーかさ、
山形って何があるんだろ。
何が有名?
やまがた、ねぇ。
申し訳ないけど、よく知らない。
おもしろいことがあるといいなあ。
そろそろ東北のほうへ旅立ちたいと思っているんだけど、
雨が。
雨がやまない。
どうしよう。
新潟から出られない。
ずっと思ってたんだけど、
新潟って雨が多いんですよ。
雨って気分が暗ーくなるじゃないですか。
イギリスの一部地域では、
雨が多いせいで自殺者が多いらしい。
そんなうわさもあるくらいなのに、
心理的に危険なのに、
こんなところに居続けていいものか。
いや、そこまで危なくはないとは思うが、
とにかく、部屋ん中でじっとしてると
どうにも考えがマイナスの方向にいってしまう。
否定的になったり、嫌なことを思い出したり、
そんなこと自転車で走ってるときはほとんどなかったのに。
腹が減ってピリピリすることはあったけど。
いや、否定的なのはいつものことだったかも。
さて、どうしたもんか。
明日も天気は雨らしい。
天気予報では曇りだが、雨も降ると言っている。
ああ、早く自転車で走り回りてぇ。
富士へ行ってきました。
荷物をザックに詰め込んで
新幹線を使って行きましたよ。
到着は夕方になったので、駅近くのホテルで一泊。
その室内がちょっとすごくて、
二段ベッドになってるんですよ。
下に大きな普通のベッドがあって、
その頭の位置に横になって二段目がある
・・・ってこれじゃあ伝わらないか。
なんていったらいいのか。
真上から見たらTの字になっていると言えば分かりやすいかな。
ホテルで二段ベッドって見たことなかったから
秘密基地みたいでわくわくした。
寝心地のよさそうな下のベッドで寝ましたけどね。
掃除する人のことを考えて。
で、次の日、
朝起きたらなんと雨。
まあ、天気予報でも雨だったんだけど。
それでも富士山に登りに行こうとするも、
雨が次第に強くなり、
こりゃ無理だ と断念。
天気になるまでこの地にとどまろうと思った。
それでまた同じホテルへ向かって、
今度こそ二段ベッドの上を使ってやると闘志を燃やしていたのですが、
本日は満員ですの言葉にあっさり燃え尽きまして、
他のとこへも訪ねてみたけど、どこもだめ。
電車を使って足を伸ばしてもだめだった。
どうやら
富士登山時期真っ只中
+
今は登山人気
+
この日は休日でしかも夏休み
+
ちょうど祭りもある
=超満員
ということらしい。
本当は東京にも行って観光する予定だったけど、
もう暗くなってきたし、さっさと帰ることにした。
並んでまでラーメンを食べたくないし。
つまりそれと同じようなこと。
ほんと言うとかなりいらついてるんだけど。
金無駄しちまったし。イライラ
得られるものがなかったとは言えないけど。
それは、3つある。
パッキングの方法が少しわかったのと、
時間を早く流れさせる方法がわかった。
説明は難しいが、自分の中に入っていく様にするとうまくいくみたいだ。
もちろん、これは一人がこうすることで世界が、または全員がそう感じるということではない。
自分の中だけで時間を少しだけ操るという、
一種の催眠みたいなものだと思うので、勘違いしないように。
あと、富士駅から三島駅へと行く途中の駅で
函南と草薙という名の駅があることが分かった。
これが3つ目。
森博嗣の『スカイクロラ』シリーズの主人公、草薙水素と函南ユーヒチ(漢字分からず)は
ここから取られたのかと想像した。
あっているかは分からないけど。
そういえば、スカイクロラの函南って、・・・
あ、これはネタばれになってしまうかもな。
いつかこの本の内容について書きたい。想像だけど。
話を戻しまして、
新幹線でまた帰っていった訳ですけど、
その時に、なんと眼鏡を落としました。
もう、ほんっとね、
なんでこの日はこんなについていなかったんだろう。
もっと出発の日にちを延ばせばよかった。
でもちょっと焦ってたんだよな。
いろんなとこで富士登山に行くって言ってしまってたから。
やっぱ未来の予定は言わないに限る。
出来るだけ誰にも言ってはいけない。
ややこしくなるだけだから。
あーあ
晴れ男なのに雨が降ったって?
それは新幹線が早すぎて追いつけなかったんだよ。
なんか、今山に篭りたい気分だ。
でもどこの山も私有地なんだよな。
月ももうすでに誰かの私有地だ。
いやな世の中だな。